大きな転機となった作業療法士の先生との出会いでした。
当初から介護技術の指導や相談だけでなく、なんのために・・・といった職員の意識改革に関しても積極的に関わってくださりました。抱えない介護に対する専門的な知識がない私たちからすれば、大変貴重な時間となりました。
抱えない介護の技術がついてきた時、多くのデモ機を使用しましたが結果的に返却するだけという時期がありました。
どれがいいか分からない・・・
どれでも使えればいいのでは・・・
迷走時期でした。その壁にぶつかっていることに気づいた先生は、
技術的内容 → 目的を導く内容
に指導内容を変更され、職員の意識改革を指導してくださりました。もちろん施設長や管理職と協議し、その思いを組み込みながらの指導でした。
結果として、リフト移乗はあくまで「手段であり」、それ自体が「目的ではない」ということに職員が気づきました。