平成31年度 白寿園 事業計画

 

◆◆◆ 平成31年度 白寿園活動計画書 ◆◆◆

 

経営理念に基づき白寿園として目指す目標

目標『入居者とじっくり話しをしましょう』

白寿園職員はいつ行っても父や母と一緒に座って楽しそうに話しをしてくれていますね…このように言われる白寿園を目指します。

 

平成29年・30年度の「目標」であった”入居者とじっくり話をしましょう”

職員の意識としては「入居者の方々とは話したいな・・・・」「〇〇さんは今日もリビングで1日過ごしていたな・・」と入居者に対する“入居者の生活に対する思い”に意識を持って仕事に取り組む事ができるようになりました。白寿園に勤務する職員の意識としては、皆同じ方向を向いていると思っています。

しかし、思いはあっても「入居者とじっくり話をしましょう」に対し、皆が実現できている状況ではありません。ですので、平成31年度の目標も「入居者とじっくり話しをしましょう」とします。

行動の意識・・・「熱は無いかな」「トイレに行きたくないかな」「食事したかな」「転倒しないかな」「寝たかな」等

 

もう一度自問自答してください。

※寄り添う介護とはどんな介護?

※今日、私は入居者様と何を話したのだろう?

※私のユニットの入居者様はいつ外出したかな?

※なぜ、この方は白寿園に入居しないといけなかったのだろう?

※目の前にいる入居者様が一番やりたいことを知っていますか?

※目の前にいる入居者様は幸せでしょうか?

※入居者の好みに合わせていますか?

 

今年度行う事

1. ケアに関する事

① “抱え上げない介護の継続”
福祉介護「テクノプラス」に8名の職員の執筆が掲載されます。白寿園の同志が新しい事にチャレンジします。みんなで応援して我々も誇りに思いましょう。

白寿園の介護技術が宮崎県で一番と言われるように頑張りましょう。

② サンクスカードによる接遇力の向上
入所申し込み家族より「白寿園が良いと聞いて・・・」と申込にこられる方々が多くなっています。みなさんの接遇の効果です。またサンクスカードの内容を見ることで「見えない場面でのやさしさ」が伝わりました。

③ 園芸委員会
花には不思議な効果があって、落ち込んでいる時にはリフレッシュ効果、ストレスを感じている時にはリラックスの効果があるといわれています。白寿園は終末を終える方が多い施設です。何かが生まれる事は大変大事です。花が咲く、生き物が生まれる。果実がなる。何かが生まれる空間としましょう。

④ 願いを1つ叶えましょう
入居者の思いをまず1つ叶えましょう。まずは1つから始めましょう。何か変わるかもしれません。

⑤ 自分が受けたい排泄介護

⑥ マニュアルの整備

⑦ 24時間シートの整備と介護計画に沿った記録の整備
1ヶ月に1人分の24時間シートを議論して作成しましょう。担当者の思いを24時間シートに込めてみんなで実施していきましょう。

⑧ 買い物が自分の意志でできる売店の運営

⑨ 入居者の名前を覚えましょう。
入居者の名前を覚えて廊下ですれ違った時は「〇〇さん、おはようございます」とあいさつする。

⑩ 居室の設え
※ユニットになってから代り映えしない居室で過ごしている方々が多いのでは?
※多床室の時と変わらない部屋があるのではないですか?

1カ月に1部屋変えませんか?

 

2. 「楽しい事をやりましよう」

※全ての基本は楽しく行う。楽しくないと長続きしません。

 

3. 庄内の里のリフォーム

※今年度、庄内の里のリフォームを実施します。寒くなる前に行います。

 

4. ねむりスキャンの設置及び使用方法の徹底

※目覚めに合わせる介護を実施しましょう。
※残り48台については今年度の購入はできません。

 

5. 地域包括ケア構想の実現 

今年度、小規模多機能居宅介護施設を新設し平成32年3月に事業開始します。

 

6. 公益的な活動を法人代表施設として白寿園が取り組みます

〇地域で困っている生活困窮者に対して相談活動や現物給付の独自の活動を行ないます。

〇地域で困っている事、法人職員の力が必要な場合は、法人として手助けします。
※ゴミ屋敷のゴミ清掃など。

 

7. 職員間のコミュニケーション活動

※どのようにしたら職員交流が図れるか再検討します。

良いアイデアがあれば申し出ください。

 

8. デイ利用者との交流

1人の高齢者を支援するのに「デイだから」「白寿園だから」の意識は捨てましょう。

※焼肉会・喫茶・各種演芸会・白寿園祭など。
※職員交流・・・白寿園職員を西岳デイに派遣して在宅介護の勉強をしてもらいます。
※年2回程度の合同懇親会の実施。

 

9. 居宅支援事業所の理解

※介護保険サービスの一歩目は包括支援センターと居宅支援事業所です。

白寿園、居宅支援事業所の双方が業務を理解していかないと、今後の地域包括ケア構想は実現できません。

 

【白寿園側】
在宅相談支援を受ける事の大変さを理解する。

また「なぜ、短期入所を利用するのか?」「なぜ白寿園に入所しないといけなかったのか?」を理解できるようにしましょう。

介護職員・看護職員・相談員がケアマネと一緒に訪問できるようになると白寿園に勤務する職員の意識は変化します。楽しみです。

 

【ゆう側】
ケアマネの仕事は孤独の場面も多く、1人で多くの事を悩むのでなく、一緒の仲間の看護師・介護職員・相談員と同行訪問することで相談できる体制ができる。

医療度の高い方・・・・看護師と訪問
介護方法の検討・・・・介護職員と訪問
精神疾患の方・・・・・1人で訪問するより相談員と一緒に訪問

そのためにケアプランサービス「ゆう」の事務所を白寿園内に移設しました。
皆が一緒に集まり相談ができる体制づくり

今年度、介護職員も介護支援専門員と一緒に在宅を訪問する。

 

10. 白寿園の取り組みを研究発表として九州大会・全国大会で発表する

白寿園が取り組んでいる抱えない介護を研究として発表しましょう。皆様のなにかが変わります。

 

11. その他

※パンフレットを求人用と利用希望者用に分けることで誰に向けてのパンフレットであるかを意識。
※研修に行く際の服装は白寿園の代表として参加するためスリッパ・半ズボン・ジャージ等での参加は禁止します。白寿園の代表として教えてもらう立場の服装で参加してください。